2019年6月19日 シャープ株式会社 ニュースリリースより抜粋
法人向け8Kソリューション開発の起点に
シャープは、本日、法人向け8Kソリューションを創出する核となる商談スペース「8K Labクリエイティブスタジオ」を東京ビルにオープンします。「8K+5Gエコシステム」をテーマとする専用の商談室を開設するのは、業界で初めてとなります。
本スタジオには、商談スペースの他に、8Kの映像制作を簡単に体験できる「8Kカメラの撮影エリア」や、8K映像データを公衆インターネット回線経由で伝送させる「8K映像のIP伝送エリア」、8K映像の簡易編集を可能にする「8K映像の編集エリア」を常設します。実際の商談では、顧客企業の個別のご要望に応じてハードやソフトを追加し、最適なソリューションの提供に結び付けます。
「8K Lab」は、シャープの8K技術開発、8Kビジネスの関連組織からなる組織横断型プロジェクトで、昨年12月14日に発足しました。「インフラ保守」「セキュリティサービス」「スマート会議」「ゲーム・エンターテイメント」「遠隔医療・手術支援」「運転サポート」「教育支援」「スマートホーム」の8つの事業分野におけるソリューションを開発します。社外のパートナー企業とも密接に連携しながら、顧客企業と共創して専用の8Kソリューションをいち早く開発し、社会に普及させていくことを目的としています。
当社は、本スタジオの開設を契機に、8Kソリューションの開発をさらに進化させ、事業ビジョン「8K+5GとAIoTで世界を変える」を実現する企業へのトランスフォーメーションを加速させてまいります。
<常設する各エリアについて>
■ 8Kカメラの撮影エリア
当社の8Kカムコーダーを中心とした撮影ブース。カムコーダーを移動させれば、コンテンツとして使える屋外の風景も撮影可能です。撮影した映像は、圧縮・復元処理を経てライブ映像として8Kディスプレイに表示されます。
■ 機材
8Kカムコーダー シャープ製 8C-B60A
クロスコンバータ アストロデザイン製 SC8219
エンコーダ ソシオネクスト製(開発機)
デコーダー シャープ製(開発機)
8Kディスプレイ シャープ製 LC-70X500
■ 8K映像のIP伝送エリア
当社の堺事業所に設置されたクラウドサーバーと接続し、8K映像を公衆インターネット回線経由でストリーミング伝送するデモを実施します。
■ 機材
デコーダ SPIN DIGITAL製 8KPlayer
IP配信用UIタブレット Dynabook S80
8Kディスプレイ シャープ製 LC-70X500
■ 8K映像の編集エリア
編集環境に加えて、編集した映像をその場でプレビューできる環境を用意しています。
■ 機材
編集PC 市販PC
編集ユニット ブラックマジック製 Davinci Resolve 16
編集用モニタ シャープ製 PN-K321
プレビュー用8Kモニタ シャープ製 8T-C60AW1