現存する唯一の戦列艦であるとともに、世界最古の現役艦でもある。 18世紀当時のイギリス海軍は小型で機動力に優れた艦を好んで建造していたが、 当時としては珍しい、100門以上搭載の一級戦列艦として受注。 建造途中に七年戦争が終結したこともあって、骨組みだけの状態で3年近くドックに 放置されることになったが、1765年に進水。 ジョン・ジャーヴィス、ホレーショ・ネルソン提督などの座乗艦となり、アメリカ独立戦争や ナポレオン戦争などの海戦で旗艦をつとめた。 特にトラファルガーの海戦では、フランス・スペイン連合艦隊の隊列に垂直に切り込む 「ネルソン・タッチ」の性質上、約30分にわたって 敵艦隊からの集中砲火を浴びることになったが、連合艦隊の砲撃の稚拙さにも助けられ、 よく持ちこたえた。 1812年に退役。その後、士官学校の練習船として用いられた後、1922年にポーツマス港に 記念艦として展示されている。 形式上は、現在も提督旗を掲げる現役艦(ポーツマス軍港の港湾司令官の旗艦として)である。 2005年10月21日には、王室関係者も臨席のもと、ネルソン没200年式典が執り行われた。 現役艦であり、現在でも艦内は撮影禁止となっているため観光時は注意が必要である。 |
2012年5月1日 和室の広縁に絨たんを敷きホビー制作のための工房を完成。 20年ほどの間、制作が中断していたコーレル社製木製帆船“HMSビクトリー”の制作作業を本格的に再開。 この帆船は、千葉から仙台に引越し途中で漂流、 キール等の骨格パーツを6ミリ厚の航空ベニヤから切り出し、壱から自作したもので非常に思い入れと愛着がある船である。 この連休から作業を開始した、 進水式を乞うご期待! |
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1/98スケールモデル“H.M.S. VICTORY“104門 戦列艦制作が最終仕上げ段階に入った。 20数年前にコーレル社(イタリア)製キットを 購入、組み立てを開始したが、船体部分がほぼ 出来あがった状態で千葉から仙台に引っ越しのため 陸送、引っ越しに際し業者が厳重梱包状態で運送した ものの漂流してしまった。 (今もまだ漂流中……行方不明) 幸いにも手元に残っていた図面、説明書に従い6mm厚航空ベニヤ板を購入し、糸のこを使用し、 キールを伐り出す等すべての部品を手作り、業務 多忙もあり製作の途中でお蔵入りになっていた。 |
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船体、艤装、ラットライン(縄梯子)、シュラウド、リギングと2年半程をかけて進水する運びに。 因みにランニングリギングの長さだけでも約70メートルに及ぶ。 |
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2014年7月21日(海の日) “H.M.S. VICTORY“がめでたく完成、進水した。 |
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