木製帆船の世界



キングスホビーと称され、熱心な愛好家が多い木製帆船の世界。
蒸気機関や内燃機関が発明される前の大航海時代・・・
帆船が七つの海を駆けめぐっていた15~19世紀頃の
木造帆走の軍艦や商船をスケールダウンし、当時の造船工程に沿って、
木と金属等の材料で組み立てる本格的な模型である。
作る過程を楽しみ、大航海時代の海にロマンを馳せ、当時の造船技術を学び
 造船前に精密な模型を製作し、専門家がさまざまな検討を加えたといわれる
木製帆船の世界を今日のホビーとして堪能していまる。




【係留中の帆船模型】

 船 名 年 代   国 籍  船の概略
 ユニコーン
 H.M.S.UNICORN
 1748年  イギリス  スエーデンのフレデリック・チャップマンが設計
 砲32門搭載した2層構造のフリゲート艦、
 船首に伝説上の動物ユニコーン(一角獣)が飾られている。
  ビクトリー
 H.M.S VICTORY
 1765年  イギリス  1805年トラファルガ沖海戦ではネルソン提督の旗艦となり、
 フランス、スペインの連合艦隊を打ち破った。
 砲104門搭載の第1級戦列艦、現在ポーツマン軍港に保存されている。
 カティ・サーク  19世紀  イギリス  カティ・サーク(Cutty Sark)は19世紀に建造されたイギリスの快速帆船。 中国からイギリスまで紅茶を輸送する「ティークリッパー」として、いかに速く一番茶を届けるかを競った。
 しかしながら、その建造時期はスエズ運河の完成直後であったため、ティークリッパーとして活躍した期間は短い。
  カティサークは現存する唯一のティークリッパーとしてロンドン近郊のグリニッジで保存展示されている。



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