遊岳の詩吟うん蓄
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詩吟の吟じ方(3っの構え) |
詩吟をやる目的は……「声を出す+心技体+品を高める」に尽きるこれは、◆ 自分の思いを遠くに伝えたい……声に託して送り出すことになる ◆ 相手(作詞者)の気持ちを推し量る……ということになる 吟に対する「3つの構え」1、心の構え詩が作られた時代の背景を通して、詩の意(こころ)を温かく理解し、 詩を造った人の気持ち、即ち「詩中の人」となって味わう 2、気構え 気力に張りがあり、人の心に訴える迫力があること、 たとえ風雅、哀調のものであってもこれを欠けば格が落ちる 3、体の構え 吟は体で吟ずるものである 硬直せず、弛緩せず、安定した自然体であることが緊要である 以上、三位一体たるべきことで気品の高い吟となる。 【腹式呼吸法の練習】①足を肩幅に開き、足の内側を平行にする②両手の手のひらの親指をおへそにあて、お腹全体に手のひらを添える ③息をゆっくり細く長く吐いていく 同時にお腹を背中に近づけるようにへこませていく(10秒) ④吐ききって息をとめ2秒キープ、丹田とお尻を固く締める ⑤口をパッと開きお腹とお尻を一気にゆるめ3秒間キープ、息が自然と口から入ってくる (息を吸った感じはないが大丈夫、お腹を風船のようにパンパンに膨らませる) ※これを六回繰り返す ◆ 発声の練習についても基礎をしっかりと築く事に尽きる ・ 自分の音程のなかで高・中・低音をおこなう ・ 二句三息で行う ・ 読み方は正しく、発音明確に、語尾明瞭にする ・ 鼻声、含み声、蛮声、又ことさらふるわすことは俗媚におちる 等、常に格調高いものを求めるように示されている。 |